日田復興ボランティアについて

 本学では平成29年7月九州北部豪雨災害に伴う復興ボランティアを日田市を中心に実施しています。
 7月29日(土)は60名を超える学生・職員のボランティアが,大型バス1台,小型バス2台に分かれて日田市大鶴地区と市内豆田地区に復興ボランティアとして参加しました。
 今回のボランティアではCERDに所属する鶴成准教授も引率者として参加し,現地で学生とともにボランティア活動を行い,その感想を報告します。

大鶴地区の復興ボランティア活動について(感想)
 今日の日田は日中37℃を超える猛暑日で,うだるような暑さの中,鶴成らのボランティアグループは大鶴地区に入りました。
 発災3日目にCERDが大鶴地区を現地調査したころにくらべ,建設用重機がいたるところで道路や河川の復旧作業にあたっており,既に地区は復旧期に入っていると感じます。

 私達はボランティアセンターの指示のもと職員3名と学生約30名で,大鶴地区にある一軒の民家を担当しました。災害時,住人の方は外出しており,豪雨の影響で家に戻ることが出来なかったことが幸いし,難を逃れたとのことです。
 被災した家屋は上流部で越水した濁流が大量に流れ込み,住宅基礎部分の半分が洗掘(深いところでは床下1mを超える)され,基礎の土台が浮き上がるなどしていました。民家周辺部も同様の被害にあっており,被災した惨状を見た学生達も声が出なかったようです。

 今回,ボランティアの主な仕事は,家屋に溜まった泥の搬出です。床全面に大量の土砂が残っており,倉庫の溜まった土砂も含め,被災以降,荷物の搬出以外は手付かずの状況でした。
 私達は1班10名の3班に分かれ,到着のすぐに作業に取り掛かりました。日田の猛暑に苦しみながらも,溜まった泥をスコップとバケツで搬出し,汗を一杯かきながら学生達は頑張っていました。その一方で,豪雨災害に見舞われた方々の苦労が本当に身に染みてきました。

 搬出作業は各班ローテーションで作業場所を変えるなど,仕事が単調にならないように工夫しました。また,午前中は30分作業して5分休む。午後からはさらに気温が上がるため20分作業して10分休憩するなどし,安全面に工夫しました。そして作業が進むにつれ,班ごとのチームワークが良くなり,それぞれ役割を得たように,協力しながら作業が進みました。午後は家主様の息子様がジュースの差し入れを頂くとともに,私達に深々と頭を下げ,感謝を述べられました。

 ボランティア活動はセンターの指示のもと,10時から15時までとなっており,私達も15時をもって終了しました。明るく元気いっぱいに対応頂いた家主のご親戚の方や,周辺でボランティア活動を行う方々が,途中から応援していただくなど,充実したボランティア活動が実施できたと感じています。

 今回のボランティアでは猛暑の中,参加した全員が無事に活動が行えたことが何よりです。そして作業中「ボランティアを楽しもう!」と声かけし,学生達も楽しく一生懸命に活動ができました。この貴重な経験を通じ,感謝や助け合いの心と,自助や共助の精神を養っていくことが学生ボランティアの成果だと感じます。

職員ボランティア 鶴成悦久
(産学官連携推進機構准教授)

 

ボランティア活動の様子(大鶴地区)
※活動写真の掲載については家主様より許可を頂いております。

 

大分大学出発!

 

 

大鶴地区ボランティアセンターの様子
(遠くは福島県や岐阜県からも駆けつけておりました)

 

 

住宅内部の泥搬出作業

 

 

倉庫周辺部の泥搬出作業(炎天下です)

 

床板を剥がすと,床下も泥が溜まっています
(その後,専門のボランティアスタッフと相談し,学生では手におえないとのことになりました)

 

 

ボランティアに飲み物を届ける「ボランティアの方」が喉の渇きを癒してくれます

 

 

家主の方と集合写真
(家主様が最後まで感謝の言葉を述べられていました)